愚痴・憎まれ口・無駄口・世迷言・独断と偏見・屁理屈・その他言いたい放題



その36.≪泣いて笑って怒って・・・寝不足!≫


僕はご存知の通り「天邪鬼」なので(笑)、「オリンピック」にはあまり興味がなかったんですが、今回の予想外のメダルラッシュと、ドラマチックな試合展開は、流石に気になってしまって、ついつい寝不足状態になってしまいました!(汗)ヤッパリ日本人がメダルを取れば、それは素直に嬉しいし、若い人達の全力を出し切った姿から、大きなパワーを貰ったような気がします。それにしても思わぬ番狂わせが続出して、スポーツの世界の厳しさと醍醐味を、改めて思い知らされました。

世界最強といわれたチームが、出場する事さえ叶わなかったり、世界チャンピオンや前回の金メダリストが、初出場の無名の選手に敗れたり、0.0何秒0.0何点の差で勝敗が分かれたり・・・こんな風にキッチリと結果が出るところが、スポーツはなんともスッキリしててイイですネ♪日舞の世界では、こうはいきません(笑)。一度大きな賞を受賞したり、「人間国宝」になったりしたら、ヨボヨボになって立ち座りも歩く事もままならなくなっても、入院するぐらい体調を崩さない限り舞台を降ろされる事はありませんし、若手の無名の新人にいきなり取って代わられる事もありません。勿論元々芸能はファジーなものなので、観る人聴く人によって評価が様々に分かれるところが面白いんですから、スポーツと同列に比較して論じるつもりはありませんが・・・音楽や映画などの世界みたいに、もっと若手にチャンスを与えられるよう、システムを変える必要があると思います。

ついつい話が逸れてしまいました(汗)。で、「オリンピック」の話題に戻りますネ!先に番狂わせの事を書きましたが、「オリンピック」の出場権を得るのさえ大変な事なんですから、たとえ負けても十分に賞賛に値する勝負ばかりだったと思います。「勝敗は時の運」ですから、勝者を祝福するとともに、敗者の労をねぎらう事も大切だと思います。流石に敗者を責めるような無神経な言葉は、殆ど聞こえてこないのでホッとしていますが、テレビのニュースの1シーンが、妙に心に引っかかってしまって・・・

柔道の前回の金メダリストの一人で、今回も金メダル確実と言われていた選手が、残念ながら準決勝で敗れてしまいました。利き腕の右手を痛めていた様ですが、どうやら敗因はそれだけではないようです。表情にも試合態度にも、以前のような覇気が感じられなかったのは、体調の面でもメンタルな面でも、万全ではなかったようです。一日も早く立ち直ってくれる事を、祈るばかりです。で、その選手の父親がインタビューに答えて、「そんなに柔道が嫌なら、辞めればいい」と発言した挙句、支援者の前でお詫びの土下座をしていました。負けた選手は他にも沢山いますが、親がこういう態度をとるのは初めて見ました。勿論その父親が、どんな発言をしようとどんな態度をとろうと自由ですから、部外者の僕が批判するつもりはないんですが・・・その選手が本当に嫌なのは(本当に嫌かどうか判りませんが)、少なくとも「柔道」そのものじゃない事だけは確かなように思いました。彼を取り巻く様々な要因が、前回はプラスに作用したんでしょうけど、今回は逆にマイナスに作用しちゃったのかもしれませんネェ・・・

スポーツの世界は、スッキリ・キッチリしてるところが好きだと書きましたが、相変わらずドーピング疑惑が持ち上がったり、オリンピック委員会内部の収賄疑惑が報じられたり、必ずしも全てスッキリとは言えないようです。伝統芸能の世界以上に、保守的で権威主義的な面も見え隠れします。なんせ人間がやる事ですから、一歩内側には入れば、ドロドロなのはどこも同じなのかもしれません。ただ以前の、やたら精神主義的なトレーニングを脱して、最新のスポーツ医学を取り入れたり、科学的な分析に基づくトレーニングや戦略が練られている面は、大いに評価したいと思います。それに日本の若い選手達が、以前のように本番で萎縮したりしなくなった事も、自分の気持ちをハッキリと表現出来るようになった事も、とても頼もしく思いました。現代っ子らしさを発揮しながらも、礼儀や支援者への感謝を忘れない事も、嬉しかったです。

余談になりますが、水泳の選手はプールに一礼しませんネ!(爆)柔道の選手も、審判や対戦相手にはキチンとお辞儀をしていましたが、試合場(畳orマット?)にはお辞儀をしていませんでした。試合会場に入る前に、玄関で一礼したのカナ?(笑)そうそう!先日のサッカーの「アジアカップ」で騒いだ人達を、中国政府が罰すると言うニュースを見ましたが、なにもそこまでしなくてもネェ・・・なんにせよ、政治がスポーツに介入する事は、よくないと思います。まだまだ「オリンピック」は、後半戦に入ったばかりです。当分は、寝不足の日々が続くのかナァ・・・(汗)



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